くらっちのクラウド日記

仕事や勉強で得た Microsoft 365 関連の技術知識を投稿していくブログです。

【PowerApps】一定時間経過で自動的にページ遷移する方法

・はじめに

こんにちは、くらっちです。
今回は、タイマーを利用して「一定時間経過したら自動的にページ遷移する方法」です。

「一定時間同じ画面を表示したままの場合、TOPの画面に戻る」場合などに有効です。
ちょっとしたアイデアとして参考にして頂ければと思います。

イメージとしてはこんな感じ。

f:id:kurakurattyo:20211104230313g:plain

※この記事はQiita から移行して、最新の情報に更新しています。

・構成要素

今回作成したサンプルは、画面が表示されてから5秒後にTOP画面に遷移します。
使っているパーツは下表の通りで、自動的なページ遷移に必要なのは「タイマー」のみです。

挿入パーツ 名前 備考
タイマー Timer 必須
ラベル Sample_Label 説明用のラベル(処理には不要)

・実装方法

1.遷移元のページにタイマーを追加

遷移元のページ(SampleScreen)にタイマーを追加します。

f:id:kurakurattyo:20211104233228p:plain

2.タイマーの詳細設定を変更

タイマーの詳細設定を変更することで、
 「画面表示直後、タイマー起動」>「5秒カウントアップ」>「タイマー終了後 TopScreen に移動」
の処理が実施されるようになります。

変更する値 変更前 変更後
OnTimeEnd false Navigate(TopScreen,ScreenTransition.None)
Duration 60000 5000
AutoStart false true

これで完成です。
タイマーを追加して上記3箇所を変更するだけ。笑
すごい簡単。

※ページ遷移までの時間を変更したい場合は「Duration」を修正します。