「レンタルサーバー と オンプレサーバー と クラウド って何が違うんだっけ?」と忘れることがあったのでまとめてみました。
目次
レンタル サーバー 代表例:ロリポップなど
※下記は一般的な「共有サーバー」の特徴を示す。
- 1台のサーバーを複数の利用者で共有する。
- 1台のサーバーを共有するため、CPU や メモリ なども共有して利用する。
- 利用者ごとに利用率など決められた割り当てがなく、他ユーザーが CPU を多く使っていた場合などに、その影響をもろに受ける。
- 性能は選択したレンタルサーバーのプランによる。性能のカスタマイズはできない。
- アクセスが集中するとサーバーダウンする場合がある。
- レンタルサーバーは「共有サーバー」、「専用サーバー」、「VPS(仮想専用)」に分類される。
オンプレミス サーバー
- 社内や組織内に 物理的なサーバー を構築して運用する。
- サーバーを物理的に所有・管理する必要がある。
- 運用・管理は自分たちで行う必要がある。
- 初期費用が高い。
クラウド サーバー 代表例:Microsoft365
- 1台のサーバーに複数の仮想サーバーが存在する。
- 利用者は自身に割り振られた仮想サーバーのみを利用するため、他利用者の影響を受けない。
- 柔軟性が高く、様々なカスタマイズが可能。(例:OS 選択、容量増加、CPU・メモリなどの拡張)
- 複数のデータセンターにサーバー機能を分散しているため、災害に強い。
- ハードウェアのメンテナンスは、サービスプロバイダが行う。
(Microsoft 365 の場合は、Microsoft がハードウェアのメンテナンスを行う。)
クラウドの分類
クラウド コンピューティング は、下記3種類に分類される。
パブリッククラウド
- インターネット接続 でサービス提供される。(メール、カレンダー、Office365、AzurePortal など)
- 契約してすぐに利用が可能。
プライベートクラウド
- 組織専用のクラウド環境を構築して、内部向けに提供するクラウドサービス。
- インターネット回線を利用したVPN接続や、Virtual Network や Azure Express Route のような専用線を利用して、インターネットとは切り離された セキュア なネットワーク接続を行うことでサービス提供を受ける。
- プライベートクラウドは、IaaS と PaaS のサービスを提供する。
ハイブリットクラウド
- パブリッククラウド と プライベートクラウド を組み合わせた環境。
- オンプレミスのデータセンター (プライベート クラウド) とパブリック クラウド を組み合わせた環境で、両方の間でデータとアプリケーションを共有できる。