はじめに
Power Automate によるフロー作成時、SharePointの「複数の項目を取得する」などのアクションを利用するシーンがありますよね。
詳細オプションの中にあるフィルタークエリを利用することでアイテムを絞り込むことができるのですが、そのクエリの書き方がとても難しい!!
そこでこの記事では、利用頻度の高いフィルタークエリをサンプルコード付きで紹介します。
※この記事は Qiita から移行して、最新の情報に更新しています。
目次
注意事項
・フィルタークエリに利用する列名は列の内部名です。
・Year や Month といった日付関数は利用できません。
・「複数行テキスト」「ハイパーリンクまたは画像」の列はフィルタークエリで利用できません。
フィルタークエリ
A eq B
A は B と等しい を表す。
例:Department が 経理部 であるアイテムを取得する Department eq '経理部'
A ne B
A は B と等しくない を表す。
例:Department が 経理部 ではないアイテムを取得する Department ne '経理部'
A ge B
A が B 以上 を表す。
例:Price が 1,000円 以上のアイテムを取得する Price ge 1000
A gt B
A が B より大きい を表す。
例:Price が 1,000円 より大きいアイテムを取得する Price gt 1000
A le B
A が B 以下 を表す。
例:Price が 1,000円 以下のアイテムを取得する Price le 1000
A lt B
A が B 未満 を表す。
例:Price が 1,000円 未満のアイテムを取得する Price lt 1000
substringof(A,B)
B に 文字列A が含まれている を表す。
例:UserName に '島' が含まれているアイテムを取得する substringof('島',UserName)
startswith(A,B)
A の始まりが 文字列B を表す。
例:CountryName の始まりが 'Jap' であるアイテムを取得する startswith(CountryName,'Jap')
A add B
A + B を表す。
例:Price +1,000円 が2,000円未満のアイテムを取得する (Price add 1000) lt 2000
A sub B
A - B を表す。
例:Price -1,000円 が500円未満のアイテムを取得する (Price sub 1000) lt 500
null値の利用
例:Address が null ではないアイテムを取得する Address ne null