【必修】基本情報技術者試験 覚えておきたい単語集(7)
はじめに
基本情報技術者試験の勉強で私がまとめたノートを公開していきます!
基本情報の内容は応用情報でも出題されるので復習しよう!
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・ コンピュータ構成要素
・ 基礎理論
・ システム構成要素
・ ソフトウェアとマルチメディア
・ ネットワーク技術
・ アルゴリズムとプログラム
目次
システム開発技術
システム開発の基本プロセス
・システム開発基準:
組織が経営戦略と情報システム戦略に基づき、情報システムの企画・開発・運用・保守などを効率的に行うための実践規範。経済産業省が策定。
・システム化構想:
経営上のニーズや課題を確認し、業務と情報システムの全体最適化を図る。
・ソフトウェアライフサイクルプロセス:
ソフトウェアの企画~要件定義~開発~運用~保守までの一連の流れ。
システム開発提案書関連
・情報提供依頼書(RFI):
システム化の目的や業務の概要を提示し、ベンダーの実績や開発方法、情報技術動向などの情報提供を依頼する文書。
・提案依頼書(RFP):
システムの基本方針、概要、実現すべき機能などを提示して提案書の提示を依頼する文書。
ソフトウェア開発技法
・リファクタリング:
外部仕様は変更せず、プログラムの内部構造だけを変更すること。
・継続的インテグレーション:
コードの結合とテストを継続的に繰り返すこと。
・リバースエンジニアリング:
既存のプログラムを解析してプログラムの仕様書を作成する。(仕様・構成を明らかにする)
・非機能要件:
システムの品質に関わる要件の定義。
システム基盤に関わる可用性・性能・拡張性・運用性・保守性などの項目を定義する。
スクラム開発
・スクラム開発:
スプリントと呼ばれる短いサイクルで、プログラムの開発を繰り返すこと。
優先順位の高い機能から作成する。
・スクラムマスター:
チームのリーダーとして、自己管理型で機能横断型のチームメンバーをコーチする。
スクラム全体を上手に機能させることに責任を持つ。
・プロダクトオーナー:
開発するプロダクトの価値を最大化するためにプロダクトバックログのアイテムを生成し、並び替える役割を持つ。
レビュー
・ラウンドロビン:
参加者全員が順番に進行役になり、参加者が積極的にレビューに関わることを狙ったレビュー法。
・ウォークスルー:
成果物の説明を作成者自らが行い、参加者からの意見・質問を受けるレビュー法。
・インスペクション:
議長が進行し、チェックリストに基づき事前に準備されたコメントを中心に、形式的・厳密にレビューする。
IT経営と企業戦略
・CIO(最高情報責任者):
経営戦略に基づく情報システム戦略を策定する最高責任者。情報システム部門を統括する。
・デジタルガバナンス コード:
企業の自主的なDX推進を促すために、デジタル技術による社会改革を踏まえた経営ビジョンの策定など、経営者に求められる対応をまとめたもの。
・企業の社会的責任(CSR):
企業が利益の追求だけでなく、顧客への適切な対応、環境への配慮、ボランティア活動などを意識した活動をすること。
・グリーンIT:
環境への配慮を行っている機器を選定すること。
グリーンITを実践している製品やサービスを選ぶことをグリーン購入という。
・ダイバーシティマネジメント:
企業や組織の活動に多様な人材を取り込んで積極的に活用する手法。
女性活躍の場拡大、国際化推進、障害者や高齢者の積極雇用など。
システム監査
・システム監査:
情報システムのガバナンス・マネジメント・コントロールを点検・評価・検証して、改善助言を行う。
・ウォークスルー法:
情報システムの処理・活用プロセスを、書面やシステムを実際に追跡しながら検証する。
形式張った監査というより「実際に流れを追って異常を探す」ようなイメージ。
・ドキュメントレビュー法:
監査証拠を入手するために、監査人が関連資料を入手して内容を点検する技法。
問題開発手法
・クロスセクション法:
特定の時点における事象やデータの、影響を与える要因同士の関係性を分析する手法。
・親和図法:
集めたデータをグループ化して問題を整理する技法。
・デルファイ法:
複数の専門家たちに複数回アンケートを行い、意見を集約して合意を得る手法。
UMLおよびオブジェクト指向設計
・UML:
オブジェクト指向開発の分析、設計、実装、テストまでを統一した表記法。
・ユースケース図:
利用者や外部システムとの関係を表した図。
・クラス図:
クラス間の関係を表現した図(ER図のようなイメージ)
・オブジェクト図:
インスタンス間の関係を表現した図(クラス図に値が入ったもの)
・アクティビティ図:
制御の流れを表現した図(フローチャートのようなイメージ)
オブジェクト指向プログラミングの基本概念
・クラス:
オブジェクトの雛形(定義)。
・インスタンス:
クラスから生成されるオブジェクト。クラスを元にした実体。
・継承:
スーパークラスで定義しているデータやメソッドをサブクラスに引き継ぐこと。
・オーバーライド:
サブクラスによるスーパークラスから継承された操作の再定義。
ソフトウェアテスト・品質管理
・信頼度成長曲線:
開発初期は故障が多いが、時間経過とともに故障が減っていくことを示す曲線。
問題の発見と修正を繰り返すことによって、信頼性は向上しシステムは安定していく。

・ホワイトボックステスト:
内部構造に注目しておこなうテスト。
・ブラックボックステスト:
外部仕様に注目して行うテスト。
・限界値テスト:
ブラックボックステストの一つ。
有効値と無効値の境界となる値をテストケースとする。
・同値分割:
ブラックボックステストの一つ。
有効値と無効値のクラスに分けて、それぞれのクラスの代表的な値をテストする。
・命令網羅:
ホワイトボックステストのテストケース設定。
プログラム内のすべての命令を少なくとも1回実行することを目的とするテストケース。
・判定条件網羅:
ホワイトボックステストのテストケース設定。
すべての分岐で、分岐先の全ての経路を1回以上実行するテストケース。
判定条件網羅を満たせば、必ず命令網羅も満たしている。
・汎化:
「犬は動物である」のように「○○はXXである」といえる関係。
例)スポーツカーは自動車である、サッカーはスポーツである。など
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